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2018年6月 1日 (金)

初蛍

 先週、3歳の孫が久しぶりに熱を出したので、京都に住んでいる娘の家へ助っ人に行ってきました。熱はすぐには下がりませんし、娘は何日も続けて仕事を休むわけにいかないので、娘の家で孫の面倒を見たのです。一泊、1日半でした。

 晩御飯を婿も一緒に食べている時、ふと蛍が話題になりました。私が、生まれてからまだ一度も蛍を見たことがない、と話すと、娘夫婦が家のすぐ近くの川に蛍が出ていると言うのです。
 食後、さっそく見にいくことにしました。娘は孫を抱っこしていました。

 幅せいぜい4mくらいの浅い川が流れています。川べりに立って向こう岸を見ると、水の少し上のあたりに3つ4つ、光るものがいます。町中なので、あたりは真っ暗ではないのですが、ちゃんと見えました。
 じっと見ていると、つーとゆっくり動きます。初めて見る蛍です。感激でした。
 この記事のタイトルの「初蛍」は、その年初めて見た蛍という意味ですが、私にとっては二重に「初」でした。

 昨日は月1回の初心者向け俳句講座の日でした。講師の先生が「蛍」を季語とする名句を11句、紹介して、解説してくださいました。「螢」と古い表記で書いたり、「ほうたる」と書いたりもするようです。

 私が一番気に入ったのは、次の句です。

    息づかひ静かな人と蛍の夜      茨木和生

 作者は奈良在住の現在70代の俳人だそう。先生が個人的にもよくご存知で、「鉄腕アトム」のお茶の水博士のような風貌なんですって。この句の繊細で少しロマンチックな詩情。人は外観ではわからないものですね。

 こんな句もありました。とても有名な句らしいのですが、私は初めて知りました。

    じゃんけんで負けて蛍に生まれたの    池田澄子

 話し言葉で平明で、まるでつぶやきのような俳句。びっくりです。俳句って多彩というか、世界が広いのですね。

 先生が「ぜひご自分なりの蛍の句を詠んでみてください」とおっしゃいましたが、まだできません。新鮮な発想をするということ、難しいです。






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コメント

おはようございます。
お孫さんのお見舞い、お疲れ様です。

初蛍、初体験されてよかったですね。
夜に外出しなくなって、蛍もご無沙汰だなあ…

お茶の水博士の蛍の句、いいですね。
人間の息と、息のように明滅する蛍の光とが交錯して。
蛍を見つめる集中した心まで伝わってくるようです。

俳句はよく知らないのですが
池田澄子さんには夕刊のコラムなどで親しんでいました。
拙句、「雪のふるしずかな朝に生まれたの」は
恥ずかしながら、池田さんの口調をまねています。

桂さんの初蛍、読み返すたびに ほっと 思い出の光のともるような
一句に結晶するといいですね。


追伸です。
つい「お茶の水博士」とお呼びしてしまい失礼しました。
畑違いの私でも、お名前をお聞きしたことのある俳人でいらっしゃいます。
お姿とお声を伝えてくれる動画を見つけました。

https://www.youtube.com/watch?v=ERvxmfHTItY

snowdropさん、
Uチューブのアドレスを教えてくださって、ありがとうございます。
さっそく見ました。
温厚な雰囲気の方ですね。
話しぶりにも好感が持てました。
ほかにも名前を知っている俳人の動画があるようなので、
時間のあるときに見たくなりました。

snowdropさんは俳人の名前もよくご存知ですね。
「じゃんけんで」の句、私は「負けて」がポイントだなあと思いました。
「勝って」では俳句にならない気がするんです。
日本的感性なのか、詩歌や芸能には本来そういうところがあるのか、
よくわからないのですが。
能の主人公も、ごく一部を除いて、いくさに敗れた人、忘れ去られた人、深い悲しみを抱えた存在などがほとんどですものね。

桂様 こんにちは。
友人から勧められて「久保田万太郎」を読んでますが
ちょっと。。とか凹んでる華子です(笑)
趣味俳句は なかなか 自分の好みからは脱出出来ません。

蛍とピーマンで有名な「池田澄子」は句材が奇抜なだけでなく
人を惹きつける作品が多くて 句集は 読んでいても楽しいですよ。
この年齢で この脳みその柔らかさは 見習いたいものです。


私はこの1句を思い出します。好きと言うより インパクトがある。

蛍火や手首ほそしと掴まれし  正木ゆう子

さてさて 「茨木和生」このお名前は 私の先生 岩津先生の口からも
良く出てきます。お顔は存じませんが。。。へぇ~ そんな雰囲気なんだ。

そうなると 意外に。。。。私が指導を受けている岩津先生と 桂様の
俳句講座の先生は 繋がっていたりして。。。なんて想像して 喜んでます(笑)

最近で そのお名前が出たのは 俳人協会の「明石吟行」でしたね。
茨木先生のお名前が 選者さんの中にありました。先生とカルチャーの
お仲間数名も参加したようです。

次の句会は 水曜日。。カルチャーで 二時間で 4句出します。
そろそろ揃えないとね。。とか思いながらの 久保田万太郎です。

華子さん、
池田澄子のピーマンの句、ネットで調べました。
  月の夜の柱よ咲きたいならどうぞ
という句はどこかで読んだことがありましたが、作者の名前は覚えていませんでした。

華子さんの先生は岩津厚子さんなんですね。
私が受講している講座の講師は倉橋みどりさんというお名前です。
奈良在住の50代の女性です。
「晨」同人で俳人協会の幹事だそうです。
茨木和生さんは吟行をよくなさるそうです。

華子さんがブログに書いていらした
「俳人はみんな天才だと思う」という言葉、
私もほんとにそうだなあと思います。
華子さんも私にははるかかなたに見上げる存在ですけども。

句作に苦しんで(その実、楽しんで?)おられる様子、いつもブログで拝見しています。
短期間にそんなたくさんの句を詠むの!? すごいなあと驚いてばかりです。

私が受けている講座は本来第一木曜なんです。
先月は先生のご都合で最後の木曜になってしまって。
6月は第一木曜なので、今週です。
句はいくつも詠んでいるのですが、自分で良し悪しがわからない。。。
どの句を選ぶか、思案中です。

蛍狩りにいってこられたんですね。
いいな~。
私は子供の頃、田舎の祖母からよくかごに入れた蛍をもらったけど、
自然界で飛んでいるのをみたことがないんです。
最近は芦屋川や夙川でもみられるそうですね。
このあたりで蛍を見る会とかやってくれたらいいんですけどね。

そらまめさん、「蛍狩り」だなんて、そんなかっこいいものではなくて、
娘の家から10mほど歩いたところにある川辺に行っただけです。
そらまめさんも私と同じで、自然界で飛んでいる蛍を見たことがないんやね!
町育ちだと、そうなるよね。
芦屋川や夙川で蛍を見る会があれば、
私もぜひ行きたいです。

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