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2018年9月16日 (日)

西宮能楽堂で小鼓体験

 西宮能楽堂の9月公演は「菊慈童」でした。公演に先立って小鼓の体験講座と謡の体験講座が開かれたので、予約して参加しました。謡は前にも経験しているのですが、小鼓を実際に打つのは初めて。これがとても楽しかったのです。

 講師は上田敦史さんという若い方。大倉源次郎さん(人間国宝)のお弟子さんだそうです。お兄さんで太鼓方の上田慎也さんが補助役でした。
 参加者は20人近く。小学校1年生から3年生くらいの女の子5人と、そのお母さんたちもいました。

 舞台の前半分に緋毛氈が敷かれ、稽古用の小鼓が並びました。参加者を前半と後半の二組に分け、まず前半組が舞台に上がり、小鼓の前に座ります。構え方、打ち方を教えてもらい、実際に打ってみます。

 小鼓を左手に持ち、右の肩の上に構えます。講師の掛け声を真似て声を出し、右手のひらの下の方を小鼓の下の方の縁に当て、4本の指で小鼓の中央を打ち、反動ですぐに離します。「縁に手のひらを当てる」→「中央を打つ」→「離す」。この一連の動作をほぼ一瞬に行います。

 掛け声は「いやぁ」と「ほぉ」の2種類を教わり、大きな声を出しました。

 私は後半の組だったので、前半の人たちが教わっているのを見てからお稽古ができ、思ったよりうまくやれました。
 それだけでもゴキゲンだったのですが、最後に「いやぁ」と「ほぉ」、「ほぉ」を連続2回打つという3種類の打ち方を組み合わせた1フレーズを、講師のリードで打って、それが「翁」の「三番叟」の一部分だと聞いた時にはなんだかすごいことを成し遂げたような気分になりました。

 以前、京都の有斐斎弘道館で大倉源次郎さんを招いての講座に行ったとき、「エアー小鼓」で打ち方を教えてもらいましたが、やはり本物の小鼓を打つと、手応えがあって面白いです。
 素人でもそれなりに気持ちのいい音が出せたのは、初心者向けに音の出やすい小鼓が用意されていたからかもしれません。

 西宮能楽堂ではこれから、大鼓の体験講座や太鼓の体験講座も開かれます。興味しんしんなのですが、大鼓は手が痛いだろうなあ。太鼓は楽しいかもしれないなあ。などと、まだ申し込みをするかどうか、迷っています。

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コメント

こんにちは。
鼓のお稽古、まるで上村松園のようで憧れます!
耳が弱いので、耳元で鼓を鳴らす体験は試みたことがないのですが…
大音声でデュエットするオペラ歌手もすごいなあと思います。

「菊慈童」の寵愛のことは知りませんでした!
NHK大河ドラマ、昔はヌードも流血もタブーだったとか。
いまは解禁になったようですが、取ってつけたように盛大に撮るところが不器用だなあと感じます。
「世阿弥」もいつか取り上げられるかもしれません!

むかしは禁じられた恋愛などがドラマや新聞小説になっていましたが
いまは現実世界でバッシングの対象になるからか、保守的な設定が増えている気がします。

円地文子の『菊慈童』、読んだかどうか覚えていなくて、図書館で予約しました。
週末に借りに行くつもりでしたが、また台風が近づいてきましたね。

snowdropさん、
楽器は個人的に、もしくは学校で
ピアノ、リコーダー、ギターなど練習したことがありますが
どれもうまくいかず、苦手意識を持っています。
今回の小鼓は思いがけずうまくできたので、うれしくなってしまいました。
だけど打楽器も本格的にやるとなると難しいのだろうと思います。

大河ドラマ、いくつもタブーがあったんですね。
時代とともに打ち破られるタブーもあるんですね。
昨今はLGBTを受け入れる潮流も少しは強まってきているので、
いつか世阿弥が取り上げられるかもしれませんね。
NHKでも普通の連続ドラマでは「女子的生活」のような
女性として生活する若い男性が主役の作品もありました。

文学の世界では不倫は普遍的なテーマの一つですよね。
人間の心理の奥深いところまで追求できるからでしょうか。
『菊慈童』、読みたいと思っていたのに、図書館に予約するのを忘れていました!
snowdropさんのコメントを読んで思い出し、さっき予約しました。
ありがとうございます。

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