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2018年9月16日 (日)

九月の句会はふるいませんでした

 去年から受講している初心者向け俳句講座。九月の第一週は句会でした。このところ調子づいていた私ですが、今回はまったくふるいませんでした。


 晩夏か初秋の季語で詠むことと、三句のうち一句は「蝉」関連の季語を使うこと。この二点があらかじめ決められていました。
 私は三句提出しましたが、先生の佳作五句と特選三句には一句も選ばれず。

    その朝も常と変はらぬ蝉しぐれ

 この句が受講生二人の佳作と一人の特選をもらいましたが、先生には選ばれなかったので、あまり喜べません。
 ほかに、

    お揃ひの法被(はっぴ)祭太鼓の子

 ぎりぎりまで推敲して仕上げた句なのですが、先生に「中七が六音しかありませんね」と指摘されて呆然。ちっとも気づいていませんでした。「法被や」とすればよかった、とのことでした。

 残る一句の

    よく耐えたねと草花に水をまく

 は、季語が晩夏限定ではなかったからか、発想が平凡だったのか、完ボツでした。

 藤田湘子の『20週俳句入門』を読み直しています。初めて読んだ時より、理解できるところが増えました。やっぱり初心者は「二物衝撃」の句を詠んだほうがいいのかな。でも、これはこれで難しいのです。

 不思議と、ほとんど落ち込まなかったのは、義太夫発表会で私なりに力を出し切ったという達成感、満足感の余韻が残っていたからでした。


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俳句」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
わずか3日後の記事で、順調に成果を出されていることが分かり頼もしいです!
「その朝も」の俳句には、日付などを詞書として付すことはできないのでしょうか。
短歌なら、詞書で補ったり、連作のなかに入れることが可能なのですが。

二物衝撃、数年前のNHK俳句で手法を紹介していたと思います。うろ覚えですが…
一つの題材から連想する言葉をA→B→C→Dと飛ばしていって、
AとCか、AとDを取り合わせて一句にする、というやり方だったと記憶しています。
自力では発想を飛ばすのは難しいので、連想の力を借りるわけですね。
距離の開いた二つの物から詩興が生まれるのをねらうのでしょうか。

短歌でもこういう詩趣が評価されますが、私はまだこの手法を使ったことがなくて…。
こういう手法って、AIの得意分野かもしれませんね。

snowdropさん、俳句では詞書をつけることはあまり好まれないですが、
例がないわけではありません。
連作にするというのは良い方法ですね。
私にはまだできませんけれども。

「二物衝撃」、私にはうまく説明できないので藤田湘子の言葉を引用します。
湘子は「配合の句」という表現を使っています。
    名月や男がつくる手打ちそば    森  澄雄
この句は上五が季語プラス「や」(切れ字)、中七・下五は場面が転じています。中七は下五のことを言っています。
中七・下五はひとつながりのフレーズですが、上五の季語とは関わりのない内容です。
(それでいて季語と微妙にひびきあい、一つの世界を生み出しています。←桂)
もちろん下五は体言止めとは限らず、
    秋晴や宇治の大橋横たはり    富安風生
    豆飯やよきことすこしづつ伝へ  上田日差子
のような句もありますし、「や」などの切れ字を使わなくても構わず、季語の位置も上五とは限りません。
二つのものがぶつかり合って、幅広い連想を生み出す仕組みです。
これに対して、
    冬菊のまとふはおのがひかりのみ  水原秋桜子
のように季語そのものをとことん見据えてその本質に迫ろうとする詠み方が「一物の句」です。
一見たやすいようですが、なかなか難しい。
一つの対象を深く鋭く観察して、作者独自の発見をしなければならないからです。
それに比べると配合の句は二物の組み合わせの妙味の勝負なので、
初心者でもときおりハッとするような句を得ることができます。
作句歴の浅い作者が一物の句を作ったら、必ず失敗すると断言してもまちがいない。

ということなんです。

安易に作った「一物の句」が平板に説明ぽくなりがちなのはよくわかっているんです。
でも、「二物衝撃」も、まず何らかの印象的なことや発見を12音で表現するというスタートからつまづいてしまいます。
季語との取り合わせ方、距離感の取り方もまだつかめず、そう簡単にはいきません。
難しいなあと感じています。

AとC、AとDを取り合わせるというのは、きっと距離感をうまく取る方法なんでしょうね。


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