無料ブログはココログ

« 「俳句あるふぁ」の「予選通過句」に選ばれました | トップページ

2018年10月 9日 (火)

初心者向け俳句講座、秋の句

 先週の木曜は月1回の初心者向け俳句講座の日でした。今回は秋の季語を使った句の紹介。先生が解説をされました。

 鈴虫  月鈴子(げつれいし)
    一病のあとや鈴虫野へ返す      井上 雪

 萩  鹿鳴草、鹿妻草、こぼれ萩、山萩…

    手に負へぬ萩の乱れとなりしかな   安住 敦 *

 金木犀 銀木犀
    この路地の金木犀も了りけり      中岡毅雄 *

    木犀や同棲二年目の畳         高柳克弘

 林檎  林檎園、林檎狩
    林檎もぎ空にさざなみ立たせけり    村上喜代子

    星空へ店より林檎あふれをり      橋本多佳子

 梨   有の実、ラ・フランス
    勉強部屋覗くつもりの梨を剥く      山田弘子

 葡萄  マスカット、デラウェア、ピオーネ
    葡萄洗ふ粒ぎつしりと水はじき       星野恒彦

    葡萄食ふ一語一語の如くにて      中村草田男 *

 栗 
    行く秋や手をひろげたる栗のいが

       ※この句は季重なり。なんと、芭蕉の句だそうです。

    家よりも古き栗の木栗実る        岩田由美

 石榴(ざくろ)  実石榴
    くれなゐの涙ぎつしりざくろの実     和田知子

 胡桃
    胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋    鷹羽狩行

    胡桃二つころがりふたつ音違ふ     藤田湘子 *

 今回は「いいな♪」と思う句がいくつもありました。作者名の後ろに*を付けた句です。

 この講座を受講し始めて1年になりました。このところなかなか句が詠めません。1日に10句くらいは詠んでいた時期もあったのに、今は頭が俳句を詠む状態にならないのです。何でだろう?

 帰り道、講座で知り合った人とおしゃべり。
 以前、私が彼女にすすめた藤田湘子の『20週俳句入門』はピンと来なくて、途中で読むのをやめてしまったとのこと。
 又吉直樹と堀本裕樹の『芸人と俳人』(集英社文庫)が面白かったと言います。早速、書店で買って読み始めましたが、今度は私がもう一つピンと来なくて挫折しています。又吉直樹の日本語センスはさすがだなあと感心しましたけれども。
 人によって感じ方は随分違うんですね。

« 「俳句あるふぁ」の「予選通過句」に選ばれました | トップページ

俳句」カテゴリの記事

コメント

私はプレバトでしか俳句を知る機会がないんですが、
どれも、タレントの皆さんが詠んでいる句よりも
わかりやすくてすっと入ってくる感じがします。
一日に10句も詠んでいたなんてすごいですねー。
今詠めなくなったのは、俳句への理解が深まったからとか?
それでも、毎日続けているところが桂さんらしいです。

そらまめさん、
「プレバト」でランクの高い人が詠む句って、けっこう難しいよね。
私も作者の説明や夏井いつきさんの解説を聞いて
「そういうことなのか」と初めてわかることがよくあります。
上の記事で紹介した句も、講師の先生の解説を聞くと
「そんなことまで読み取れるのか」って、びっくりしました(いつもそうなんです)。
先生は慣れれば誰でも先生と同じように深く鑑賞できるようになるとおっしゃるけど、
ほんとかなあと、自信が持てません。

俳句って、詠み出すと次々に浮かぶのよ。
(つまらない句が多いけどね。)
脳がそういう状態に入るんだと思うわ。
このごろはなぜかそういう風になれない。
「俳句への理解が深まった」というか、
難しさがわかってきたのかもしれません。

こんばんは。
この俳句、見覚えがあります。
手持ちの植物歳時記に載っていたのでしょう。

この路地の金木犀も了りけり      中岡毅雄 *

井上雪さんの一首も印象的です。
病床をずっと慰めてくれていた鈴虫でしょうか。

桂さんでも句が浮かばない時があるんですね。
私はしょっちゅうです。
外出したら生まれることもありますが
吟行手帖をたずさえて気合を入れると出来ないこともあります。
田辺聖子なら
うたの神さんが降りて来はる、というところでしょうか。

苦し紛れでも、とにかく詠み続けていると、
俳句(短歌)脳のリズムが定着すると聞いたことがあります。
諦めて本を読んでいると、心がやわらかくなるのか、
詠みたくなることも多いです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2537115/74359570

この記事へのトラックバック一覧です: 初心者向け俳句講座、秋の句:

« 「俳句あるふぁ」の「予選通過句」に選ばれました | トップページ

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31