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カテゴリー「音楽」の記事

2019年4月21日 (日)

「空港ピアノ」の放送予定、書きまちがいました

 ロンドン駅の「駅ピアノ」は今日の深夜ではなくて、昨日の深夜、今日の早朝でした! 書き間違ってごめんなさい。

 こちらhttps://www4.nhk.or.jp/P5389/ から、これからの放送予定がわかります。ぜひご覧くださいね。

2019年4月19日 (金)

BS1の「空港ピアノ」「駅ピアノ」をぜひどうぞ

 BS1で不定期に放送されている「空港ピアノ」という番組があります。「駅ピアノ」というタイトルに変わることもあるようです。

 海外の空港や駅に置かれた1台のピアノ。通りがかりの旅行客や地元の人が自由に弾くことができます。この番組はその演奏ぶりを定点カメラで捉えたもの。演奏中に字幕で年齢、出身地、職業などの簡単なプロフィールが表示されます。演奏後に短いインタビューをしているので、その人がどんな思いでピアノを弾いたのかがわかります。

 この番組がすごくいいのです。演奏するのは子どもから高齢者までさまざま。人種や肌の色も多彩です。 大学教授やプロのミュージシャンがいるかと思うと、たまに入る仕事でかつかつ生活している人やホームレスの人も。8歳の男の子が即興で弾く音楽が素晴らしかったり、昔懐かしいメロディに胸がキュンとなったりします。

 どんな人生を生きているかは千差万別だけれど、音楽はどの演奏者にとっても大切で、通行中の人たちの心をも動かしています。

 次の放送は明日の土曜日、午後8時から8時半まで。前半はマルタ島で、後半はシチリア島です。また、21日(日)の深夜0時50分から1時20分まで、ロンドン編が再放送されます。このロンドン編、とりわけ素晴らしかったです。ぜひ録画してご覧になってください。

2018年7月24日 (火)

宇多田ヒカル「プロフェッショナル仕事の流儀」が深かった

 月曜の夜、Eテレで放送している「プロフェッショナル 仕事の流儀」。登場人物が知っている人の場合も知らない人の場合も、興味を引かれると録画して見ています。

 7月16日に放送された宇多田ヒカル編を、今日やっと見ました。宇多田ヒカルが音楽を作る過程、その現場に密着した記録です。場所は主にロンドンのスタジオです。

 宇多田ヒカルって、作詞と作曲だけじゃなくて、音楽を演奏するすべての楽器の譜(っていうんでしょうか?)も一人で一から創るんですって。そうして曲が出来上がってから、その曲にぴったり合う歌詞を書くのだそうです。

 曲はどこから生まれるのか? そもそも彼女の音楽はどこから生まれてくるのか? その問いの答えが心に突き刺さるような深さでした。

 録画を消してしまったので、以下、文言は正確ではありません。

 音楽を創る作業は、自分の中にあるもの、そしてまだ気づいていないものを掘り出し、向き合うこと。
 時には見たくない感情や、抑えてきたもの、気づかないふりをしてきたものもある。いわば地獄の蓋を開けるような作業。でも、そこからしか自分の音楽は生まれない。

 それは最初からはっきりした形をとって現れるわけではないので、無数の試行錯誤を繰り返して、「これかな?」「こっちの方が近いかな?」と探りながら掘り当てて行く。楽器を演奏してくれるアーティストたちに助けられて道が開けることもたびたびある。

 この仕事が好きとか、楽しい、ということはない。どちらかといえば苦しい。でも、これをやらないともっと苦しいことがわかっているから、これからもずっと続けて行くと思う。

 ごく大雑把ですが、こんな風に語っていました。
 聞いていてゾクゾクしてしまいました。
 創り出す作業って、やっぱりそうなんだと、納得が行きました。
 宇多田ヒカルの最新アルバム、買ってこようかな。 



2018年4月 7日 (土)

涙ぐんでしまったジャズ・ビブラフォンの演奏

 ずいぶん長い間、更新をサボっていたので、書きたい記事がいくつもたまっています。古い順から書こうと思っていたのですが、考えを改めて、新しい順に書いていくことにします。そのほうが、感動が新鮮なうちに文章にできますから。その代わり、日にちのたちすぎてしまったことは、書けなくなってしまうかもしれません。

 そんなわけで、早速、今日の出来事です。
 西宮市のプレラホールで「酒と桜の日々」というタイトルのジャズコンサートを聴いてきました。もう10年くらい続いているイベントらしいのですが、私が行ったのは今日が初めてです。

 出演は、ゴールデン・シニア・トリオ。ピアノ=大塚善章、ベース=宮本直介、ビブラフォン=鍋島直昶(なおてる)の3人で編成しているグループです。

 このうち、鍋島直昶さんの演奏を私は2010年の12月に神戸のライブハウスで聴いたことがあるのです。ダンディなファッションをまとった老齢の男性。その演奏が素晴らしかったのです。自由自在な手さばき、深く広く響いて心に届く音色。ビブラフォンがお洒落で味わい深い楽器だということを、この時初めて知りました。

 後日、知人から聞いた話によると、鍋島さんはこの時すでに84歳。日本のビブラフォン奏者の第一人者なのでした。「鍋島」という姓やいわくありげな名前が示す通り、鍋島焼という美しい陶磁器を幕府に献上していたことで知られる佐賀・鍋島藩の藩主の末裔なんだそうです。
 その後、なかなか機会がなくて、今日は久しぶりに鍋島さんのビブラフォンを聴く機会に恵まれたのです。
 この「ゴールデン・シニア・トリオ」は、世界最高齢のジャズバンドとして、2015年にギネスブックに登録されています。鍋島さんは当時89歳、大塚さんは81歳、宮本さんは78歳でした。それから3年経っています。現在、3人の年齢は合計256歳だそうです。

 そんな前置きはともかくとして、演奏は最初から最後まで素晴らしいものでした。第一部はAs Long as We Liveから始まり、2曲目のAll of Meからドラムが加わりました。バードランドの子守唄、Stardustなど、名曲が続きます。
 鍋島さんは実は心臓発作で倒れて、2月まで入院しておられたのだそう。そのせいか、演奏が始まってすぐのあたりでは少しおぼつかないというか、素人の私でも「大丈夫かな?」と気になってしまうシーンがありました。

 しかし、いったん乗り始めると、そんな懸念は吹っ飛んでしまいました。鍋島さんの奏でるビブラフォンの音色は深くて大きな広がりを持ち、光のようにも感じられ、宇宙を内包しているようにも思われました。
 何よりも音の響きが優しく温かくて、まっすぐに私の心の奥底にまで届くので、私は何度も涙ぐんでしまいました。大塚さんのピアノも澄んだきれいな音色だし、宮本さんのベースががっちり全体を支えています。なんという名演奏でしょう。
 今まで、ジャズの演奏を聴いてこんなに感動したことはありませんでした。

 7曲で第一部が終わり、休憩を挟んで第二部です。鍋島さんの教え子のビブラフォン奏者が二人(美男美女)が登場しました。舞台の前の方にビブラフォンを3台並べ、その後ろにピアノ、ベース、ドラムが並びます。ビブラフォンを3人で演奏するという構成です。

 曲はThe Moon was Yellow,Carioca(すごい迫力でした),Softly as in a Morning Sunrise(朝日のように爽やかに),bag's Groove.ラストはJust Friendsでした。舞台も客席も全員ノリノリで、アンコールにSunny Side Streetを演奏しておひらきになりました。

 若い二人の演奏者はさすがに力強く、フレッシュな音を聴かせてくれるのですが、鍋島さんの奏でる音はまったく次元が違うのです。もはや技術の問題ではないのでしょう。
 私は心が洗われるような思いがするのと同時に、ジャズのリズムとメロディが楽しくて、客席で体を揺らしながら聴いていました。アンコール曲が終わった時は残念でたまりませんでした。もっと何曲も聴いていたかったです。

 鍋島さんが来年も健在で、またコンサートが開かれることを心から願っています。
 
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